デイケア(通所リハビリテーション)

デイケア(通所リハビリテーション)

デイケア(通所リハビリテーション)とは

要介護の状態になった利用者の「心と体の機能」を維持または回復する為に利用者にリハビリテーションを提供するサービスです。

利用者は施設に行ってリハビリテーションを受けます。

指定通所リハビリテーション事業者

下記のような事業者が都道府県知事の指定を受けることでサービスを提供することができます。

大学病院や大き目の病院でリハビリテーションを受けられる施設があるのを見たことがあると思います。
また、リハビリテーションを専門に行っている病院もあります。

かかりつけは大学病院でもリハビリテーションは、近くの事業者施設で受けることも可能です。

サービス事業者
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院
  • 病院
  • 診療所

デイケア(通所リハビリテーション)の人員基準

医師が常勤で1名以上必要です。

病院、介護老人保健施設等は、兼務でも可能です。
常時医師がいるので、安心です。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師、介護職員等の従事者がリハビリテーションをおこないますが、利用者数により配置する人数が決められています。

利用者数 従事者数
10名以下 専従1名
10名を超える場合 10名あたり1名以上
100名に対して 理学療養士、作業療法士または、言語聴覚士を1名以上

デイケア(通所リハビリテーション)に通うことの重要性

リハビリテーションを受ける為に施設に通うことには、介護の予防という意味で重要です。

1つ目の理由としては、リハビリテーションを受ける為に外出するということです。

外出する行為が体を動かすキッカケになる為、筋力が落ちるのを少しでも防ぐことができます。

2つ目には、施設で同じように頑張っている利用者との出会いや時間を共有することで社会と関わる機会を作ることです。

体に後遺症が残ったり、高齢化すると自宅に引きこもりがちになります。

引きこもりが続くと、体を動かす機会が少なくなるので、食欲が落ち、筋力が落ちていきます。
同時に生活意欲の向上が薄れていく為、気持ちもふさぎがちになり、介護がさらに必要になってきます。

このような負のスパイラルに落ちてしまう事を防ぐ為にも通所することは重要なのです。

デイケア(通所リハビリテーション)の利用者

利用者
  1. 脳血管障害やパーキンソン病、関節リュウマチなどで身体機能に障害がある人
  2. 認知症の行動・心理症状(BPSD)があり、理解力や判断力低下している認知症の人
  3. ADL、IADLの意思・回復を図りたい人
  4. 摂食・嚥下障害、口腔宇衛生などに問題のある人
  5. 言語障害などでコミュニケーションに問題のある人
  6. 低栄養状態にあり、体力の低下している人
  7. 閉じこもりがちで社会交流の機会の乏しい人

詳細は下記をご覧ください。

嚥下(えんげ)障害とは

介護度では、要介護1~2の方が全体の約50%(半数)を占めており、日常生活動作(ADL)が6か月未満の利用者でも3割近くが改善されています。

日常生活動作(ADL)
食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動です。

デイケア(通所リハビリテーション)を受ける為には

要介護1~5の認定を受けた方が利用可能です。

また、要介護度により利用できるサービス内容に違いはなく、認定を受けた場合は利用に制限なく活用することができます。

要支援1・2の人は利用できません
2016年(平成28年)4月1日の区分追加により、通所リハビリテーション(デイケア)は、要支援1・2の人は利用できなくなりました。要支援1・2の方は、介護予防通所リハビリテーションの適用となります。

リハビリテーション内容

通所リハビリテーションでは「個別リハビリテーション」と「集団リハビリテーション」が提供されます。

個別リハビリテーション

利用者毎の症状に合わせて改善策を図るリハビリテーションです。

身体機能の回復を主たる目的としています。

集団リハビリテーション

ゲームなどのレクレーションを集団で行います。

身体機能の回復にとどまらず、社会とつながる機会を作ります。

「楽しみ」「笑い」「声を出す」ことを集団で行うことで一体感が作られ、リラックスしたコミュニケーションの場が生まれます。

高齢者は、コミュニケーションの場が少なく、刺激の少ない日常を送っていることが多い為、集団が一体となって作られるリラックスした場は会話が弾み、また来たいという意欲が芽生えてきます。

デイサービス(通所介護)の施設数

街中では、リハビリテーション施設をよく目にするようになりましたが、ここ数年は微増です。

平成28年10月1日活動中の施設・事業所数
デイケア(通所リハビリテーション)の施設数

利用までの大まかな流れ

大まかには、下記流れになります。

  1. 市区町村に要介護認定申請
  2. 市区町村で介護が必要か否かの認定を受ける為の申請を行います

  3. 介護度判定
  4. 訪問調査と医師の意見書により介護度を決定します。

  5. 要介護認定後ケアプラン作成
  6. ケアプランの作成が終われば、サービスの利用が可能となります。

サービス利用には計画書が必要

医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の従業者は、サービスの目標、具体的なサービス内容を検討し通所リハビリテーション計画を利用者とともに作成します。

通所リハビリテーション計画

デイケア(通所リハビリテーション)の費用目安

介護度 利用者負担(1割)
(1回につき)
要介護1 667円
要介護2 797円
要介護3 924円
要介護4 1,076円
要介護5 1,225円
参考文献
利用者負担より