介護が始まるとは

介護が始まるとは

介護はいつ始まるのか?

介護は、ある日突然始まります。

家族や両親が交通事故にあい、生活に支障が出た場合や病気で体が動かなくなった場合です。

もっとも多いケースは、脳卒中で、体に障害が残った場合です。

次に多いのは認知症です。

初期の認知症では、体を動かすことは問題ないのですが物事の判断がつかなくなってくるので、自分でトイレに行くことができなくなったり、突然大声をあげたりします。

65歳以上で要介護者等の介護が必要となった主な原因
65歳以上で要介護者等の介護が必要となった主な原因

要介護者が認知症の場合

認知症が原因で介護が必要な場合、介護者は精神的に大きなストレスを受けます。

特に今まで元気だった両親が突如、子供のような行動をし始めると今まで頼りがいのあった両親の違う一面を見るので、「戸惑い」「困惑」そして、「悲しさ」が混じったような気持ちになります。

介護が必要となった主な原因が認知の比率は全体の15%を超えます。

現在、日本で介護が必要な人数は、657.8万人以上で、そのうち15%が認知症です。
つまり、日本には98万人以上が認知症が原因で介護を受けていると言えます。

要介護者が認知症の場合

介護の準備が出来るまで

介護は、「自分が介護をしなければならない」と思った瞬間から始まります。

女性(母親)の場合は「自分がやるの?」と疑う余地なく介護に対してまっすぐです。

しかし、男性で、結婚している場合は「妻」がやるから自分はちょっと遠いポジションといった感覚になり、初めは介護から距離を置くケースが多いです。

あなたの介護はどれだけ自分事?

何が言いたのかというと、介護が自分事になったところから、始まるということです。

つまり、「自分は介護をやるのだ」と自覚が無いとどこか違う世界の話となります。

介護には、「主として取り組む方」がいて、その周りに「介護を分担する人」がいるという構図になります。

介護者と被介護者

笑顔の介護は、「主として取り組む人」と「その方をサポートする人達」が介護を自分事になることが重要なポイントになります。

介護が始まるとどうなる?

介護が始まると、介護者はとにかく分からないことだらけの期間に入ります。

そして、この時期は、最初の心理的ショックを受けます。

介護時の心の変化
介護時の心の変化

衝撃の時期

要介護者が介護を必要となった主な原因にもよりますが、介護者は、何から始めたらよいかわかりません。

「介護に必要な経済的な負担」「介護と日常生活のバランスをどのように進めていくのか」、また要介護者の気持ちが分からず、どのように接してよいのかと言った不安を受ける時期です。

介護者の心のバランス

介護を始めた当初は、自分に何が起こるのかわからず「衝撃」の時期となります。

介護が進んでいくと要介護者と過ごす時間が多くなり、ストレスが多くなります。

不慣れな介護により寝不足が続き、体の不調が出てきます。

また、結婚をして子供がいる場合は、食事や洗濯といった家族の身の回りの世話も並行して行う為、更にストレスは膨らみます。

自分自身を守る時期

介護と家族の世話でストレスがたまり続けると、介護と家族の世話に対して感情が薄らぎ、無関心のような状態や現実逃避といった無意識に自分自身を守る時期が訪れます。

介護者が自分自身を守る

現実を受け入れる時期

無意識に自分を守る時期が続くと、徐々に現実を受け入れ、自分自身の置かれている現実を把握し始めます。

その為、「自分はなぜ介護をしているのか?」「この苦しみはどうして起きているのか?」という怒りに似た感情がよぎってきます。

そして、「「この不安や苦しみはいつまで続くのか、、、、」という強い悲しみや強い不安に陥ります。

強い悲しみや不安の時期が続くと、次第にどうすることもない現実を徐々に受け入れるの為の心の整理が進んでいきます。

ただ、当然すぐには整理がつかず自分を守る時期に再度移ります。

心の変化は一方向ではありません
現実を受け入れる

目的を持つ時期

現実逃避と現実を受け入れることを繰り返すことで、やがて現実を受けれる為の心の整理が整ってきます。

そして、これから自分はどこに目標をもって介護と自分の人生のバランスをとっていくのか自分なりのイメージを作り上げてることで、不安や悲しみに適応して行きます。

介護と人生に目的を持つ

ただし、すんなり適応が進むわけではなく、適応できつつある場合でも、不安が沸き上がり、現実逃避や現実を理解すればするほど自分に起きている現状に怒りを持ったりします。

このように、不安や悲し、現実への怒りの段階を行ったり来た入りしながら、適応できている時間が多くなりって行きます。

この適応の時期を少しでも維持していくことで、「笑顔の介護」が生まれていくのだと考えています。

適応が進み目的を持つ時期が徐々に長くなっていく
適応が進み目的を持つ

笑顔の介護をサポート

本ブログの目指すところは、介護者が適応時期を少しでも長く過ごし介護が介護者の心の成長になる記事を書き続けたいと考えています。

※この記事は、フィンクの危機モデルをもとに自身の経験を交えて書かせていただきました。