医療行為とは

医療行為とは

医療行為とは

医療行為に関する定義が平成17年に厚生労働省から通達として出されています。

医療行為の定義
医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為(医行為)を、反復継続する意思をもって行うこと

医行為は、具体的には、診察して病状を判断し状況に応じて注射傷口に薬を塗ったり薬を処方する行為です。

また、「反復継続する意思をもって行うこと」とは、医師法第17条で規定している「医業」を指しているので、医療行為を行って利益を得る事です。

このように医行為により利益を得ることができるのは、医師しか行えません。

しかし、病院等で看護師が注射をしていますね。

医療行為は医師しか行えないので、「どうして?」と思われますが、看護師は医師の指示のもとであれば医療行為を行うことができることになっています。

これを「診療の補助」と呼び、看護師が許された行為となります。

全ての医療行為を医師しか行えないと現場がまわらないので、医学的知識を有している看護師が医者の補助をしているのです。

看護師に医療行為の指示を出す医者

どこからが医療行為?

自宅で子供の傷口に薬を塗る行為は、医療行為でしょうか?

自宅で子供の傷口に薬を塗る行為は、医療行為ではありません。

なぜなら、親がわが子に薬を塗ることで子供からお金をもらいませんよね。

つまり、「業」として行っていないということです。

しかし、例えばサービスの一環として薬を塗った場合は、別が話です。

傷口に薬を塗る場合は、看護師等が医師等の判断をもらった後でなければ対応してはいけません。

しかし、訪問介護の現場では、軟膏の塗布や爪の手入れといった軽易な医療行為は状況に応じて対応をしているのが現状です。

医療行為なので本来は取り締まる必要がありますが「現実」と「法律」にギャップが生じている為、厚生労働省がこのような軽易な対応は医療行為から外すことを通知しました。

医療行為に見なさない行為

高齢者を介護するホームヘルパー
医療行為から除外
  • 体温、血圧、動脈血酸素飽和度の測定
  • 軽微な切口、すり傷、やけどなどで、専門的な判断や技術を要しない処置
  • 軟膏の塗布
  • 点眼薬の点眼
  • 爪の手入れ
  • 歯や口腔宇粘膜等の除去
  • ストマ装具のパウチの排泄物を捨てる
  • たんの吸引
注意
たんの吸引は、定められた研修過程を修了するといった一定条件を訪問介護員が満たす必要があります。
医療行為に該当しない行為の通知に関しては下記で詳細を確認していただけます。